中古物件を購入または今住んでいる家をリノベーションして住まれる方が、近年増えて

きています。リノベーションをと思いたった方のまず初めの第一歩は、

「リノベーション会社選び」ではないでしょうか?インターネットなどで検索してみると、

沢山のリノベーション会社が出てき会社選びで迷われるのではないでしょうか?そこで今回は、

まずはリノベーション会社選びで1つの判断の目安となる「建築業界の資格」に

ついてご説明したいと思います

建築業界には大きくわけて3つの資格があります


建築業界には、大きく分けて3つの資格が存在します。まずは順に見ていきましょう。

◎宅地建物取引主任(通称宅建)

宅地建物取引主任は、通称宅建(タッケン)と言われる資格です。皆さん一度はお世話に

なったことがあるのではないでしょうか?賃貸でマンションなどを借りる時に、

不動産屋さんに行かれた時に、物件の重要事項などを説明してくれる方です。この宅建がないと

不動産の取引が出来ない為、不動産屋さんでは、必ず持っている資格です。全員が持って

いなければいけないという訳ではなく、その会社の誰か一人が持っていれば良いという事です。

この宅建免許でできる仕事は、不動産の仲介や売買になります

◎建設業免許(ケンセツギョウメンキョ)

建設業免許とは、大きな公共工事や戸建住宅の新築工事をするのに必要な資格になります

建設業免許を取るには、施工監理という資格が必要になってきます。文字通り、施工を監理し

工事が適切にされているかや工事の段取りをするのに必要な知識と経験が必要な資格です

こちらも全員が持っていなければいけないという事ではなく、誰か一人が持っていれば良い

という事です。

この建設業免許で出来る仕事は、マンションや戸建住宅を工事(施工)になります

◎建築士免許

建築士免許とは、マンションや戸建住宅などの建物を設計し監理するのに必要な資格です

建物の規模により、設計監理できる範囲が決められており1級建築士は全ての建物を

設計監理できますが、2級建築士は、主に木造がメインになります。

建築士は、建物の設計や工事が適切にされているかどうかを第三者的な立場で判断するのが

建築士の役割です。また建築士免許がないと設計事務所として仕事ができないという訳ではなく

こちらもその会社のだれか一人が持っていればよいという風になっています。

リノベーションはどれに該当するのでしょうか??


リノベーションやリフォーム工事をするのに、必要な免許は上の3つの内どれに

該当するのでしょうか?実は、どれにも該当せず、どの資格でもリノベーションや

リフォーム工事ができるというのが正解です。

リフォームやリノベーションには、特に資格が必要なく、誰でもが携われます。

その為、不動産屋さんでもリノベーションができますし、私たちの様な設計事務所でも

リノベーションが出来るのが、今のリノベーション業界の現状です。

図面やプランを考えるのはだれ??


リノベーションの図面やプランを考えるのは誰でしょうか?これはリノベーション会社さんに

よってばらばらだと思います。その会社の建築士さんが考える場合もありますし、

スタッフの方が考える場合もあります。もしくは取引のある外注の設計事務所さんが

図面を書いている場合もあります。

♦ワンポイントチェック

建築士法という法律をご存知でしょうか?建築士法では、以下の様に決められています

建築士は、他人の依頼によって設計や監理する場合建築士事務所に所属していなければいけない

という風に決められています。但しこれは新築などの場合のみで、リフォームや

リノベーションは該当しません。

その為リノベーション会社さんでも、建築士免許をもっている方が居ても建築士事務所登録

していないところがあるのはこのためです。

正しいリノベーション会社を見極めるポイント

ここまでは、建築業界の資格についてみてきましたが、正しいリノベーション会社さんを

見分けるポイントは、何処になるのでしょうか?得意とするデザインも重要な要素の

一つですが、そのリノベーション会社さんが、持っている「資格」も重要になってきます

宅地建物取引免許では、物件の売買や仲介が専門ですし、建設業免許は、

主に工事(施工)をするのが専門ですし、建築士免許は、図面を書いたりする設計や

監理が専門です。リノベーションの間取りや工事をするのに、必要な図面は誰が書くのか?

またその担当の方がどんな資格を持っているのか?工事中は、どの方が監理をしてくれるのか?

をまずはリノベーション会社さんに聞いてみるという事が、正しいリノベーション会社を

見分けるひとつのポイントにもなります。もちろんデザイン重視で選ばれる事も良いですし、

その方の持っている資格が宅建でも建設業免許でも建築士免許でも関係ないという選択肢も

良いです。ただ「リノベーション・リフォームも新築となんら変わりはない」という事は

言えると思います。どんな業界でも同じだと思いますが、それぞれに専門分野があります。

建築業界でいえば不動産屋さんは、売買や仲介に特化していますし、建設業(工務店)では、

工事を実際に施工するのに特化していますし、私たちの様な設計事務所は、間取りや図面・工事の

監理をするのに特化しています。一番重要なのは、担当の方の人柄だと思いますが、

資格や免許というのはそのリノベーション会社を判断する一つの判断材料になる

のではないかと思います。