近年マンションリノベーションでよく見かける「モルタル土間」。無骨な表情が

人気の一つになっています。知ってるようで知らないモルタル土間の基礎知識を

ご説明したいと思います

そもそもモルタルってなに?

まずはモルタルについてです。よくコンクリートと混同しがちですが混ぜる材料が違います。

コンクリートはセメントと砂・砕石を混ぜた物です。一方モルタルは、セメントと砂を混ぜた物

で仕上げに使う材料です。よく左官屋さんが混ぜて塗っているのが、「モルタル」です。

モルタルは割れる

モルタル土間にする場合、必ず最初にお話ししているのが「モルタルは割れる・ヒビが入る」と

いう事です。これは材料の性質上防げない事なんです。建物は体に感じない微々たる揺れが

常に生じています。モルタルは一度固まってしまうとその建物の揺れに追尾できない。

つまり伸縮性も膨張性もないので割れやヒビが入ってしまいます。

割れも味となるのがモルタル土間の良い所

確かにモルタルは割れやひびが入ります。言ってみれば使い込んでいくうちに味が

でるという事です。最近ではモルタルに似せたタイルもありますが、やっぱり雰囲気と

いうか肌さわりと言うかそういう物が違います。またモルタル土間を使う理由として、

昔の日本家屋の様な外と内を繋ぐ中間的な存在とすることで単なる「玄関」ではなく、

例えば自転車を置いたり物を置いたりできるスペースという役割を持たしています。

特にマンションの様な外と内の境界が曖昧な建物の場合、玄関に「土間」を設ける事で

外と内を繋ぐ場所という明確な境界ができると思います。

モルタルキッチンについて

最近では「モルタルキッチン」というのも見かける様になりました。キッチンの天板を

モルタルで作っている物です。このモルタルキッチンはモルタルの性質と後々の事を

考えるとあまりよくない。その理由は、上記でも説明した通り割れるという事。

モルタルを施工する時、下地に「ラス」という物を使います。この「ラス」は割れに

くくするために使いますが、それでもモルタルは割れやひびが入ります。

またコンロやシンクが後々つぶれて交換となった時モルタルの場合かなり大変な作業に

なるためです。モルタルの性質を考えるとあまり「モルタルキッチン」を

取り入れるのはよくないのではないでしょうか。

まとめ

モルタル土間は、昔の日本家屋ではよく見かけた風景です。家事をする場所や外と内を

繋ぐ場所として使われてきました。しかしキッチンという場所が出来、その存在は

なくなってしまいました。確かに現代の生活を考えると「家事をする場所」という

機能は無理がありますが、外と内を繋ぐ場所という機能は使える機能だと思います

単なる「玄関」ではなく、そういう機能をもった玄関が必要だと思います。

特にマンションの様な物の収納に限度があるような建物では、ちょっとした物を

置くのにモルタル土間の玄関は有効利用できると思います。割れやひびが気に

ならないという方は取り入れてみてはいかがでしょうか?