戸建住宅リノベーションについて考えてみました
中古マンションに限らず、最近は戸建住宅のリノベーションを考えている人が増えてきました。マンションもそうですが、更に戸建て住宅のリノベーションってそれはもう大変です。考える事がいっぱいですし、マンションの様にコンクリート作りだけではなく、鉄骨造に木造にとその専門性の知識が更に必要になってくるんですね。
木造だったら「筋違(すじかい)」と言う構造上大事な部材があって、間取り変更の時に必ずこの部材が邪魔してくるんですね。そういったときに、これは抜いても問題ないのか?などの検討が必要になってくるんですが、ここで問題です!
上の写真で言うと柱の上に梁と言う部材が載っているんですが、この柱抜けると思います??正解は抜けない。なぜか?それはこの柱が上の梁を支えている唯一の部材だからなんですね。鉄骨造になるともう少し抜ける梁があって、そういう一つ一つの部材が抜いても大丈夫なのかどうかを判断して間取りを考える必要があるので、戸建リノベって決して安易な事ではないんです。
更に戸建てリノベの場合、外周部の外壁はどうするのか?屋根は?室内の階段は掛けかえる?と色々検討しなくてはいけないですし、階段だってきちんと建築基準法で寸法決められていますし、そういう基準法を守ってリノベーションしないといけないです。
なにもこれは戸建住宅に限った事ではなく、マンションももちろん法令厳守しなくてはいけません。まあこれは当たり前のことですが・・・
マンションリノベーションに比べて戸建住宅のリノベーションは、更に検討しなくてはいけない事が必要になってくる。ということで、更に知識が必要になってくるんじゃないかと思うのです。
最近は、戸建住宅のリノベーションも多くなってきました。なかには知識不足の為に問題も多くなってきています。建築基準法を理解していなかった為に、「違法建築」となり取り壊さなければいけなくなる場合もあります。そうならない為には、きちんと建築士が在籍したリノベーションの依頼先を見極める必要が、更に必要になってくると思います。
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