木造戸建て住宅リノベ取れない柱の対処方法

リノベの基礎知識(戸建住宅編)

近年中古の戸建て住宅をリノベーションする方が増えてきています。マンションと違って中古の戸建て住宅には、間取り変更で制約がでてきます。その一つが「柱」。中古の戸建て住宅の多くが「木造建築」で建てられています。木造建築の場合、一定の間隔が柱が建てられており、その柱の中でも「取れる柱」と「取れない柱」が存在します

柱は、建物の主要構造となる「梁」を支えているために安易に取ったりすると「建物の崩壊」へとつながります。といってもリノベーションで今の間取りを変更する際に、どうしても柱が邪魔をすることがあります。

例えば細かく間仕切られたリビングとキッチンを一つの空間にしたいときに、柱が邪魔をすることがあります。取れる柱の場合は取ってしまえば問題ないですが、その柱が上部の「梁」を支えている柱の場合は、取ることが基本出来ない。

そんな場合は、その柱を横などにずらせるか?もしくは移動できるか?をまずは検討します。どうしても移動できない柱の場合は、その柱はその場所に残ってしまう。でも柱を隠そうと思って「壁」を作ってしまうと元の細かくまじ切られて間取りとそれほど変わらない・・・

そういう場合が、中古の木造戸建て住宅のリノベーションでは頻繁にあります。しかしこんな場合、取れない柱もあえて見せるという仕上げをしてあげるのも一つの方法です。壁で隠してしまうと部屋のつながりがなくなってしまいますが、柱を見せてあげるという仕上げなら、多少柱が気になるかもしれませんが、壁で隠すより部屋のつながりができます。

中古の木造戸建て住宅の場合、柱を追加することは簡単にできますが「柱を取る」という事は、容易にはできません。また柱が取れるか取れないか?という判断は、解体後に再度確認が必要です。その為、中古木造住宅のリノベーションでは、マンションよりも当初のプラン通りにいかないことも多々あります。

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