マンションリノベーションの設計図面が出来上がるまで

リノベの基礎知識(マンション編)

私たちのリノベーションは、古い雰囲気を出すために色々な事にトライしています。例えばわざとタイルの目地を削ったりとパッと見わかりづらい部分でもありますが・・・(笑)

古い雰囲気を意識しながらもプランを作る時に一番考えているのが、「暮らしやすくするには?」です。設計している人は、基本的には一番大事にして考えてると思います。でもこれが一番難しい所なんですね。特にマンションの場合は、マンション特有の設計方法があってこれを踏まえた設計が必要になってきます。下図は実際にマンションリノベーションをした図面です。


この図面が出来るまで色んな考え方を試行錯誤しています。梁の位置やキッチンの位置、キッチンからの洗面・お風呂へのアプローチ・パイプスペースの位置・リビンの広さや日当たり・寝室や子供室の広さ・収納の位置など頭の中で実際に私が暮らしているイメージをしながら、最初のプラン提出から繰り返し変更をし続けて出来上がっています。

このプランが出来るまで、なんどもお客さんの要望とにらめっこしながらトライしては消し、時にはすべて一から考え直したり、時にはまったくまとまらず・・・そういう時には一度考えるのやめ放置して一からリセットしています。

でもそうやってできたプランと言うのは、不思議とこれ以上他の方法はないなと思えるぐらい完成度が高かったりします。これってほんと不思議なんですよね。それでも100パーセントという事は決してないです。その理由は、動かせないパイプスペースなどがあったりして、これがもう少しずれてくれていたらなと思う事もありますが、動かせないものは動かせないので、こういう時はスパッとあきらめます。

プランにおいては、「完璧」ということは絶対にないと思ってます。どこかしら絶対に無理な部分もありますが、それに近い完成度はあると思ってます。いや、そうでなければいけないです。

実際に私たちで図面が完成するまで、結構時間かかってしまいます。多分他の所だと1週間くらいといった所だと思うのですが・・・(いつもお待たせして申し訳ない気持ちです・・・泣)こういった部分も含めてなんでしょうが、年に取り掛かれるリノベーションの物件数に限りがあるのは・・・本当はお持たせせずに仕上げるのが一番なんでしょうが、やっぱり使いやすさや暮らしやすさという所を攻めていってしまいます。パズルの様にパッパと組み合わせればすぐに出来るのですが、どうしてもそれは許せない部分があります。この部分は、設計する人にもよると思うのですが・・・

こんな感じでプランを作って行っているのですが、お客さんにプランをお見せした時に気にいってくれた時は、無駄ではなかったと思いますし心のそこでガッツポーズしてしまってます(笑)

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