造作キッチンに憧れる!リノベのキッチンの考え方!
神戸や阪神間でマンション・戸建て住宅のリノベーションを専門にしている私たち設計事務所では、リノベーションでの「キッチン」を造作とするのか?それともシステムキッチンを使うのかでよくご質問を頂きます。そこで今回は、私たちのリノベーションでのキッチンについて少しご説明していきたいと思います。
キッチンは基本造作として
私たちのリノベーションでのキッチンは、基本家具屋さんや大工さんに作ってもらう「オリジナル造作」としてまずは進めていきます。造作キッチンでまずは進めていく理由のひとつとして、寸法の融通がきくという事があげられます。
リノベーション後の間取りを考える上で、寸法の融通というのはとても重要になってきます。新築の様に一から作るのとは違うリノベーションの場合、ひとつの寸法で大きく間取りの取り方が変わってきます。システムキッチンからまず進めていくと、システムキッチンの寸法ありきで間取りを考える様になってきます。
例えばキッチンとの通路があともう20㎝広ければ使いやすいのに・・・といった感じでリノベーションでは、間取りを考える時に寸法のせめぎあいが出てきます。そう言った場合、造作のキッチンで進めていくと寸法の融通が利きやすく使いやすい間取りにより近づきやすくなります。
コストを抑えるためにシンプルに作ること
造作キッチンをリノベーションで取り入れたい方は多いようです。しかし造作キッチンに対して皆さんが抱かれるイメージは、「高い・・・」というのが最も多いのではないでしょうか。
システムキッチンと違い、一から作る為に造作キッチンは高くなってしまいます。高くなる要因として、システムキッチンと同じようにあちらこちらに引出しの収納を付けたり、ステンレスにしてみたりなどすると作る工程が多くなり、手間がかかりコストが一気にあがります。
造作キッチンのコストを抑える事が、リノベーションで造作キッチンを取り入れる為には重要になってきます。造作キッチンのコストを抑えるには、「シンプルに作る」という事が大事です。シンク下は基本オープンとし、引出し収納は最低限必要箇所のみ設置したり、既製品のバスケット収納金物などを取り入れ極力作るのに掛かる手間を減らしてあげる。という事が大事です
造作キッチンをシンプルにと言っても「収納力をおとす」という事ではないです。キッチンをシンプルに作ると必ず収納力の問題が出てきます。引出しの数を減らせば、もちろん収納力はおちます。収納力が落ちた分それをカバーできるように、キッチン周りに棚板やパントリー、カウンターなどを設け収納力を確保することも忘れてはいけない要因です。
ある物を使うというコスト削減
造作キッチンでまずは進めていき、どうしてもトータルコストが下がらない。という事があります。その場合造作キッチンを諦めシステムキッチンを採用する。という方法もありますが、私たちでは出来る限り家の雰囲気に合う物、そしてオリジナルに近い物を採用することを前提にコストを下げていきます。
「一から作るからコストが下がらない」のであればある物をオリジナルに近い雰囲気に仕上げる。という方法をとります。システムキッチンは、扉の面材を張り替える事ができます。その扉の面材を張替え、水栓も希望の物に交換ができるので交換したりしながら、ある物をベースとしてオリジナルに近い雰囲気にしコストを削減していきます
システムキッチンと言う選択肢も残しながら
ここまでリノベーションでは造作キッチンでまずは進めていくというお話でしたが、システムキッチンと言う選択肢も残していきます。リノベーションの拘り箇所は、その人それぞれです。中にはキッチンは普通で他の部分に拘りたい。と言う方もいます。そういったその人の拘りのリノベーションを実現するために、システムキッチンと言う選択肢も残しながら、床材に拘ったり設備機器に拘ったりできる様にしています
私たちでは、中古物件探しから内覧・リノベーションに関するご相談など受け付けています。リノベーションに特化した一級建築士がご対応していますので、お気軽にお問合せ下さい。
リノベーションに関するご相談・お問い合わせはこちらから
中古物件探しからのリノベーションの方はこちらから
中古マンション・中古戸建住宅の購入前内覧ご同行からご希望の方はこちらから
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。