中古物件を買ってリノベーション!住宅ローンはどうすれば??

リノベーションの裏方通信

中古物件を購入してリノベーションする際に、銀行などのローンを使う方がほとんどではないでしょうか?ローンを組む際には、物件の築年数なども大きく関わってきます。今回は中古物件を購入してリノベーションをする際の「ローン」についてご説明していきたいと思います

ローンには2種類ある

リノベーションに使えるローンには、2種類あるのをご存じでしょうか。ひとつは中古物件を購入する際の住宅ローン。もうひとつはリフォームローンというローンです。住宅ローンは住宅を購入するためのローンですが、リノベーション費用として借入することも可能です。リノベーション費用と中古住宅購入費用を合わせて借入することができます。

一方リフォームローンは、中古住宅を購入してリノベーションをする場合と今住んでいる住宅をリノベーションする場合のどちらでも借入することができます。

メリットとデメリット

住宅ローンとリフォームローンには、それぞれメリットとデメリットがあります。まずは住宅ローンのメリットは

  1. 借入金額の上限が大きく設定させている場合が多い
  2. 返済期間も長く設定されていて、無理なく返済が可能
  3. 金利が比較的低金利の場合が多い
  4. 住宅ローン控除が使える

といったメリットがあります。その一方でデメリットとしては、審査が比較的厳しい場合があり、希望額の借入が出来ない場合もあります。住宅ローンの審査には、年収や返済能力の他に中古物件の「担保評価」という物が加わります。建物は築年数が古くなるほど評価額は下がっていく為、築年数の古い中古マンションや中古戸建住宅を購入する場合、希望額より少ない借入しかできない場合や返済期間が短く設定されてしまう場合があります。

次にリフォームローンのメリットですが、住宅ローンに比べて審査が厳しくないという点と借入額によっては、担保不要という金融機関が多いです。担保が必要ない点と審査がそれほど厳しくない点がメリットですが、その分これらの点がデメリットに反映しています。

  1. 借入額の上限が500万円から1000万円程度の金融機関が多い
  2. 返済期限が住宅ローンに比べて短い場合が多い
  3. 金利が住宅ローンより高めの金融機関が多い

といったデメリットがリフォームローンです。

住宅ローンとリフォームローンどちらを選ぶべき?

リノベーションする時に住宅ローンとリフォームローンどちらを選ぶべきか?それは中古物件を購入してリノベーションと今の自宅をリノベーションする場合で違ってきます。

中古物件を購入してリノベーションをする場合

中古物件を購入してリノベーションをする場合、住宅の購入とリノベーションの費用を分けてローンを組んでしまうと金利の負担が大きくなる傾向があります。この場合、住宅ローンで物件の購入とリノベーションの費用を合算して借入するほうが、金利も抑えられお得となる場合が多いです。

今の自宅をリノベーションする場合

今住んでいる自宅をリノベーションする場合、住宅ローンはリノベーション費用だけでは使えません。住宅ローンは物件の購入とリノベーションをセットというのが条件です。その為新たに住宅ローンを使う場合、住宅ローンの残高にリノベーション費用を加えた金額を借り換えする必要があります。

借り換える場合には、手数料などの費用が新たに発生してしまう場合が有る為、リフォームローンを借り入れするほうがお得かどうかを検討してから、どちらにするかを判断するほうが良いです。一般的にリフォームローンを借り入れるより、新たに借り換えしたほうが金利も抑えられお得になる場合が多いようです。

既に住宅のローンを完済済みの場合は、リフォームローンになります。

ローン申し込み時の注意点

ローンを申し込むに当たり注意点がいくつかありますが、その中でも代表的な注意点として住宅ローンを使う場合、本審査を申し込む段階で、リノベーション計画とい物が必要になってきます。このリノベーション計画とは、リノベーションのプラン・設計図・工事請負契約書・見積書を身分書などと一緒に金融機関に提出しなくてはいけません。その為、本審査を申し込む段階で、リノベーション計画が揃っている必要があります。

一方リフォームローンでは、リノベーション計画の提出が必要でない場合が多いためリノベーション費用とプランが確定した段階で、金融機関に提出するだけです。

まとめ

リノベーションする場合のローンについてみてきましたが、中古物件を購入してリノベーションをする場合と今の自宅をリノベーションする場合とで使用できるローンが違ってきます。またその中でも物件の購入とリノベーション費用を分けた方が良いのか?それとも物件購入とリノベーション費用を一本化して借り入れた方がいいのか?によっても違います。今の自宅をリノベーションする場合でも、リフォームローンかそれとも新たに借り換えしたほうが、お得になるのかなど一度金融機関にご相談してから決める方が良いです。

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