マンションリノベーションで今回取り入れた事
神戸を中心に北摂・大阪周辺でリノベーション専門の設計事務所がお伝えしています。今回は先日お引渡ししましたマンションリノベーションで取り入れたことについてです。
壁の木板張りとクロス仕上げの部分
プランの段階で、廊下の壁一面は木の板張りとすることを決めていました。この木の板張り壁に照明を壁付けにし、廊下の雰囲気を路地裏の様な感じにしたかったからです。
ただこの木の板壁とするときに、1点問題がありました。それはこの壁は丁度子供室や寝室との境になる壁の為、壁の仕上げ材がことなり普段採用しているアウトセット引戸とした時に、壁の小口側納まりをクロスとするのか?それとも木の板とするのかが問題点のひとつでした。
アウトセット引戸は、壁の外側に付く為ドアを閉めた時に必ず壁の小口が見えてきます。異なる仕上げ材でも同じ系統の色だと問題ないのですが、今回は木とクロスとなるのでクロスを小口まで張るのか?それとも木の板を小口までとするのか?ここは悩みました。
枠を入れて縁をきる
壁の小口側にクロスを貼っても木の板を貼っても扉を閉めた時に、寝室・リビングどちらからでも結局のところは見えてしまう。どっちにしても見た目よくないな・・・ということで普段はほとんど入れない「ドア枠」を入れることで解決しました。
ドア枠を入れることで、アウトセット引戸を閉めた時にどちらの仕上げも見えないようになります。ドア枠は普通壁から数十ミリ出て取付られるのですが、アウトセット引戸の場合同じように壁から数十ミリ出して取り付けるとドアが枠に当たってきてしまいます。その為ここは大工さんと十分に打合せしました。
まとめ
今回は、初めてアウトセット引戸にドア枠をつけてみましたがドアを閉めた時の納まりも良かったと思います。図面作成段階で今回の様に記載していても現場で見た目が良くなければ変えることもあります。これはやっぱり現場で見ないとわからない事も多いので、工事の進展具合を見るのは大事ですね。
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