初めてのリノベーション会社選び「見るべきポイントはここ!!」

リノベの正しい依頼先選びの方法

投稿日:2020年2月6日 | 最終更新日:2023年8月2日

初めてのリノベーション、業者さん選びはどう選べばいいのだろう??どんな基準でどんな所を見ればいいのかわからない・・・皆さんが迷うリノベーションの依頼先。今回は業者選びで最低限抑えるべきポイントを説明していきます。

その業者さんはどんな資格を持っていますか?

建築業界には色々な資格が存在します。例えば重機を運転するための資格から不動産取引をするのに必要な資格や建築図面を作成するのに必要な資格など沢山存在します。その中でもリノベーションで業者さんを見極めるポイントの一つが、「建築士免許」と「建設業免許」です。この2つは、リノベーションに限らず新築でも必ず持ってなくてはいけない資格です。

特にリノベーションの「設計・デザイン」をする上では、建築士免許をきちんと持った人が担当してくれるのかどうかで今後のリノベーションの間取り変更に大きく左右されてきます。その理由は、建築士というのは誰でもがなれるものではなく「国が指定する経験・知識」を踏まえたうえで、試験をパスしないと得れない資格です。

そのため初めてのリノベーション業者さん選びでは、出来るだけ「建築士免許」または「建設業免許」のどちらか最低は持っている業者さんを選ぶようにしたほうが賢明です。

会社の規模で選んでいませんか??

会社の大小で判断することは、ひとつの判断基準として考える人が多いです。その理由は、大きければ倒産しないといった考えがあるからだと思います。しかし規模が大きいから倒産しにくいという考えは、リノベーションでは危険です。一般的に70平米から80平米が多い日本のマンションです。その広さの一般的なリノベーションの金額は、大体1000万円前後です。

リノベーション会社の多くは、「設計デザイン・監理料」というのが会社の利益になります。この設計デザイン・監理料というのは、「持っている資格」「経験年数」などによって得れる金額が、国交省で決められています。一般的なリノベーション会社の多くが、この金額を工事金額の10から20パーセントとしていますが本来は、持っている資格や経験年数によって変化するので、この10から20パーセントという数値は一律ではないはずなんです。

参照(国土交通省)また設計事務所の報酬もきちんと決められています。参照(建築士報酬

得れる利益が20パーセントとした場合、工事金額1000万円として計算すると200万円になります。この数値をみると果たして、規模の大きな会社は経営していけると思いますか??普通で考えるとできないはずです。

つまり足りない金額は、どこかで補っているというのが多々あります。それは工事金額だったり不動産手数料だったりと知らないところで補っているというのがあります。会社の規模の大小で判断すると知らないところで余分な金額を払わされているといったこともあるので注意が必要です。

その会社はどんな分野が得意ですか??


どんな人にも得意分野や不得意分野があるように、リノベーション会社にも得意不得意が存在します。例えばナチュラルテイストを求めているのにシックな雰囲気を得意としているリノベーション業者さんに依頼しても、思いは伝わりません。その理由は、いたって簡単で「不得意」だからです。不得意だからそこまで詳しくない。という事が多々あります。

これらを防ぐには、自分たちが求めてるテイストを明確にしそのテイストを得意としている業者さんに依頼することです。ただしここで最も注意しなくてはいけないのが・・・

「どんなテイストでもお任せください!」

という業者さんです。これらは一見いろいろなジャンルに精通していそうですが、実は裏を返せば得意分野がない。ということです。

設計・施工一体なのか?それとも別々なのか?

リノベーションでも新築でもそうですが、設計と施工を自社で行う「一体」と設計事務所の様に設計は設計事務所、施工は工務店といった別々。という2つの形態の業者さんがあります。どちらにもそれぞれメリット・デメリットが存在します。

設計・施工一体の場合

設計・施工一体の場合のメリットしては、自社で設計・施工を行うためにコスト管理がしやすい。という点があげれます。ここでよく皆さんが勘違いされるのが、設計施工一体だから「安心」という盲点です。現場で作業をするのは、各職人さんです。設計・施工一体の会社の社員さんが、作業するのではありません。つまり表向きは、設計・施工一体としていますが、現実は「別々」です。

また設計・施工一体の会社の場合の最大のデメリットは、「監理の甘さ」という点です。同じ会社の人間が、設計の責任者、施工の責任者となるわけですから必ず「甘え」が発生してしまいます。

設計・施工別々の場合

設計・施工が別々の場合のメリットとしては、「監理の甘さ」がないという点です。設計・監理の責任者と施工の監理の責任者がそれぞれ別々の会社の人間のため、各々が責任をもって取り組みやすいという所があります。また常に図面と現場との相違が発生した時などは、必ず連絡を取り合い「許可がでるまで施工しない」という原則があります。

デメリットとしては、工事金額のほかに「設計料」という金額が発生してしまいます。これは工事金額とは別物なので一見「余分な金額」と捉えがちですが、設計図面がないと工事はできません。また設計・施工一体の会社さんでもこの「設計料」は必要で、見積もりに記載されているかされていないかの違いだけです。

そのリノベ業者大丈夫?これだけの図面は絶対いる

適正金額を説明してくれていますか??

皆さんはリノベーションの平均単価をご存じでしょうか? LIFULLHOME’S さんという所から平均単価が記載されています。これによるとマンションの場合ですと700万円から1300万円、戸建住宅ですと1500万円から2000万円の工事金額が一番多い傾向にあります。

実際にリノベーションを検討されている方の多くが、「どれくらいするのか解からない」という点です。リノベーションは不透明な部分が多く一般の方からすると、金額の想像がつきにくい。という点があげれます。それらを解消するためにも担当者がきちんと「適正金額を説明してくれる」かどうかも見分けるポイントのひとつです。

また適正金額を説明してくれないという事は、リノベーションの知識がないといっても過言ではないです。

工事期間中にどれくらい担当者は来てくれる?

工事中常に現場を見てくれる担当者と週に1、2回ぐらいしか見てくれない担当者と比べた時に、どちらがいいでしょうか?現場で作業をするのは、職人さん方です。職人さんにお会いするのは工事が始まってからです。言ってみれば工事が始まるまでどんな職人さんなのかもわからない。という事が言えます。

皆さんが自分の家のリノベーションを依頼するのに業者さんの選定には、色々な基準があると思います。その中でも担当者、その会社とのフィーリングも重要です。工事を依頼したのは、何も職人さんに依頼したわけではないはずです。

依頼したのは、その担当者もしくは会社であり、その会社もしくは担当者が現場を職人さん任せにするような業者さんだったらどうでしょうか?

担当者が週にどれくらいの頻度で現場を見てくれるのか?も重要な業者選びのポイントです。

まとめ

初めてのリノベーションで依頼先選びは、誰もが迷います。今回説明してきた部分は、リノベーションの依頼先選びで重要な部分です。参考にしてみてください。

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