憧れのブルックリンスタイル作り方とポイントを解説
投稿日:2023年7月24日 | 最終更新日:2023年8月2日
「レンガの壁とかかっこいい!使いふるした雰囲気がいい!」などブルックリンスタイルに憧れている方は多いのではないでしょうか。
ブルックリンスタイルはオシャレな反面、ひとつ間違えると「ダサくなる」。
私たちが得意な分野のひとつブルックリンスタイルがダサくならない為のポイントや作り方などを説明していきます。
ブルックリンスタイルを知る前にインダストリアルとの関係
ブルックリンスタイルは、アメリカのニューヨークにある行政区のひとつブルックリンにあるオシャレなスタイルの事を言います。
古いアパートや倉庫・工場をなどを若者やアーティーストが、オシャレに改造して住みだしたのが始まりです。
ブルックリンスタイルを語るうえで、切っても切り離せないのが「インダストリアルデザイン」です。ブルックリンスタイルの始まりは、インダストリアルデザインから始まっています。
インダストリアルデザインは、産業革命時に物を作りすぎて売れなくなりそれらを作っていた工場や倉庫が余りまくっていました。丁度その時期に、住宅があまりなく余っていた工場や倉庫を住宅に転用したのが始まりです。
工場や倉庫を住宅に転用するときに、「お金をあまりかけたくない」という所から最低限しか手を加えませんでした
その為コンクリートむき出しの壁や天井、装飾のない壁やレンガの壁などがそのまま使用されていました。
これらに住宅の要素を取り入れる為に、手を加えたのが「ブルックリンスタイル」の始まりです。その為ブルックリンスタイルでよく見る「レンガの壁」や「コンクリートむき出しの天井」などが多いのは、インダストリアルの名残です。
ブルックリンスタイルをオシャレに作るには
ブルックリンスタイルをダサくしない為、まずは鉄板のアイテムを取り入れるのがポイントです。順に説明していきます
レンガやタイル
ブルックリンスタイルには、レンガやタイルといった材料がよく使われます。元々ブルックリンには古いアパートや倉庫が沢山あり、これらは「レンガ作り」で作られていました。
その為古いレンガをそのまま使っていることが多かったのでブルックリンスタイルには、古いレンガが鉄板です。ただ古いレンガを使うのではなく、レンガ調のタイルや古い雰囲気に作ったレンガを使うのがほとんどです
また目地も綺麗に仕上げるのではなく、わざとボコボコにしたりするとよりブルックリンスタイルになります
ブルックリンスタイルで忘れてはいけないのが、「タイル」です。サブウェイタイルなどといったタイルを壁などに使うのもブルックリンスタイルの特徴です。
サブウェイタイルは元々ニューヨークの地下鉄の駅構内で使われていたタイルで白色で光沢のある長方形ですが、今は、紺色や黒色など色も豊富になっています。
色はダーク系でまとめる
ブルックリンスタイルは、黒やブラウン・グレーが基本の色です。「無機質に」がブルックリンスタイルの基本です。
その為黒やグレーと言った色が多く、木の色もナチュラル色ではなくウオールナットと言われるブラウン系でまとめるとブルックリンスタイルの雰囲気が増します。
またホワイトなどの明るめの色は、アクセントとして使うのがブルックリンスタイルです。
無機質につくる
元々インダストリアルの名残を組んでいるのがブルックリンスタイルです。そのため「無機質につくる」という事です。
天井はコンクリートむき出し(現し)とし、電気の配線は露出配線とし鉄管などの無機質な材料を使いダクトなどもそのまま見せて作るとブルックリンスタイルの雰囲気になります
またスイッチなどもアメリカンスイッチやトグルスイッチなど、レトロな雰囲気のスイッチを使うのもおすすめです。
フローリングなどの床
フローリングなどの床の材料は、木目がはっきりとした色が良くあいます。ビンテージ加工されたフローリングや深みのある色のフローリングの他に、真四角のパーケットやヘリンボーンといった特徴のあるフローリングとするとより相性がいいです。
またフローリングの他に、モルタルの土間やデザイン性のあるフロアタイルなどもブルックリンスタイルにはよくあいます。
間取りはあまり区切らない
ブルックリンスタイルでは、間仕切壁をあまり作らず開放感のある間取り。とするのがポイントです。工場や倉庫の名残を残したためです。
キッチンやダイニング・リビングは区切らずに大きな部屋とし、最低限の間仕切壁のみを作るのがポイントです。
またドアや窓枠・壁などにモールディングという装飾などをするとよりブルックリンスタイルになります。
見せる収納を活用
ブルックリンスタイルでは、扉などで隠す収納より「見せる収納」を活用しましょう。見せる収納といっても難しく考える必要はなく、綺麗に配置するのではなく「ランダムに適当」に配置するとそれぽく見えます。
綺麗に配置しないといけない。と思うと余計にダサく見えます。
神戸市垂水区マンションリノベーション「Modern Times」
ブルックリンスタイルの照明や家具
ブルックリンスタイルを作るのに欠かせないのが、照明器具と家具です。照明器具には、工業系やビンテージ感のある物を選ぶようにしましょう。特にダイニングやリビングには、おおぶりな照明器具を吊るすと雰囲気が増します。
またソファや椅子などは、レザー系やアイアン系で作られたものを選ぶ他に、プラスチックで作られたちょっとチープな雰囲気のものを混ぜるのもおすすめです。
レザー系やアイアン系だけでまとめると、ゴテゴテ感が増すのでプラスチックやブリキなどの素材を混ぜるのもおすすめです。
ブルックリンスタイルをダサくしない為には
ブルックリンスタイルをダサくしない為には、「ニセモノは使わない」です。とくにレンガ調のクロスを使うとそれだけで一気にダサくなります。また何かわからない英語のオブジェなどもダサくなる原因です。
ブルックリンスタイルだけでなく、カフェ風やビンテージ風などにも共通して言えることです。
またごちゃごちゃと物を置きがちですが、これもダサく見えてしまいます。ワイヤー製のラックなどに収納してまとめて置くようにするだけでダサく見えなくなくなります。
まとめて置くと言うと「キレイに収納しないとだめ」と捉えがちですがそれは違います。ランダムに配置する。これがオシャレにみせるコツです。
ブルックリンスタイルでオシャレに見せる最後の肝は、アートや写真などを壁に飾るです。ブルックリンスタイルは、無機質な空間の為にアートや写真が1点あるだけでオシャレ度が一気にアップします。
まとめ
ブルックリンスタイルは、決して難しいスタイルではないです。オシャレだから難しそう・・・と思うかもしれませんが違います。元々何もない所に自分たちのコダワリを詰め込んだのが、ブルックリンスタイルです。
ただダサく見えるのは、「オシャレに見せなくてはいけない」という考えです。そうではなく「適当・ランダム」でいいんです。上記で説明してきた内容とコダワリ・適当・ランダムを守りながら憧れのブルックリンスタイルを作ってみてはいかがでしょうか。
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