巾木は付ける?付けない?どっち?
巾木はつけた方が良いの?巾木を付けるのか?付けないのか?で悩まれる方は多いです。
巾木を付けるか付けないかの基準は「掃除の仕方」で決めると良いと思います。今回は巾木について説明していきます。
巾木(はばき)とはなに?
巾木とは壁と床の間にとりつけられる部材の事を巾木(はばき)と言います。巾木には木製や塩ビといった材料があり最近ではアルミの巾木もあります。
何気についている巾木ですがちゃんと役割があり、その役割は大きく分けて2つあります。
壁と床の隙間を隠す
巾木の役割のひとつが「壁と床の間の隙間を隠す」です。壁と床の間には数ミリの隙間ができる場合があります。これをそのままにすると見た目もよろしくない。ということで巾木を取り付けて隠しています。
巾木を付ける場合は巾木で隠せますが、巾木を取り付けない時はではどうするのか?答えは壁と床の隙間をなしで施工する又はコーキングなどで隙間を塞ぐといった方法をとります。
壁際の掃除機のぶつかりを防ぐ
掃除機で掃除するときに壁際に掃除機がぶつかることがよくあります。そのぶつかりによってクロスなどがキズが付くことがあります。これを防ぐのが巾木です。
巾木を付ける付けないの基準
この巾木ですが最近は巾木の存在が気になる方が多く、巾木を付けるか付けないかで悩まられる方が多いです。
巾木を付けるか付けないかで悩んだときは、まず普段の掃除をどのようにするかを考えるといいと思います。例えば床の掃除をする時に掃除機を使うのか?それともワックスシートなどでモップ掛け程度なのかで方向性がきまります。
掃除機で掃除する場合は巾木を取り付けておいた方が安心です。一方モップ掛けで掃除する場合は巾木なしとする選択もあります。
巾木を付ける時のポイント
巾木を付ける時はある程度の高さがある方が良いです。巾木を付けたいけど目立たせたくないからと言って高さが低い巾木を付ける方もいますが、高さが低いと巾木の役割を果たしていないので巾木を付ける時はある程度の高さのある巾木とする方が良いです。
巾木を目立たせたくないという場合は、入り巾木という方法もありますが手間がかかるのでいっその事巾木なしとした方が良いです。
まとめ
今回のおさらい
- 巾木は隙間を隠すためやキズ防止のために取り付ける
- 巾木を付けるか迷ったときは普段の掃除方法を考える
- 巾木を付ける場合はそれなりの高さとする
巾木について説明してきましたが、巾木を付ける場合も付けない場合もそれぞれメリットデメリットがあるので迷ったときは普段の床掃除の仕方によって決めると良いです。
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