中古戸建リノベーションの抑えておきたいポイント

リノベの基礎知識(戸建住宅編)

投稿日:2021年10月12日 | 最終更新日:2023年7月20日

中古戸建住宅のリノベーションは、マンションよりも柔軟対応が必要になってきます。神戸や阪神間で中古戸建住宅をリノベーションする時の抑えておきたいポイントについてご説明していきたいと思います。

内部ばかりに目を置かない

比較的戸建て住宅のリノベーションで多いのが、内部ばかりに重点を置き外部周りや構造関係をおろそかにしがち。という事が多いです。戸建て住宅の場合、基礎や外壁・屋根などの状態のチェックを見落としリノベーション中に気づき追加費用が必要になってしまうという事があります。

また外壁や屋根・バルコニーの防水の状況もチェックすべきポイントです。見落とさないためには、まずは目視できる箇所はできるだけ専門知識のある方と一緒に見てもらう事をおすすめします。

イメージは大事だけど柔軟性をもって

リノベーションでの間取りなどのイメージは大事にになってきますが、戸建て住宅の場合「柔軟な対応」がとても重要になってきます。その最大の理由は、柱や梁が間取り変更の際に必ず関係してくるからです。元々の間取りに対して柱や梁・筋違といった構造材は配置されています。

その家を支えるのに必要な力に対して、これらの構造材は配置されています。その為むやみやたらに柱や梁・筋違・基礎などを抜いてしまうと、必要な力を失い家が倒壊してしまう事もあります。

今の家を支える力をある程度確保しながら、間取り変更の際に邪魔になる柱や梁などをとれるかどうかの検討が必要になりますが、ほとんどの中古戸建住宅の場合、構造関係の図面がなく解体後でしかそれらを判定できないために当初イメージしていた間取りが変更になってしまうという事がよくあります。

その為戸建て住宅のリノベーションでは、柔軟性が必要になってくるので、柱や梁・筋違といった構造材が、残るかもしれない。ということが大事になってきます。

コスト管理を上手にしながら

戸建て住宅をリノベーションする場合、マンションの様に既存の壁や天井・床をすべて壊してしまうとコストが一気に跳ね上がってきてしまいます。

すべての壁や天井・床といった部分を極力解体するほうがいいのですが、コストとの兼ね合いが出てきます。コスト管理を上手にするには、間取り変更の時に支障が出ない壁や天井・利用出来そうな壁などを解体せずに再利用したりする方が、中古戸建住宅のリノベーションには向いています。

マンションとは違う「楽しさ」がある

中古戸建住宅のリノベーションは、マンションのリノベーションとはまた違った楽しさがあります。例えば階段を鉄骨の階段にしたり、味のある柱や梁を見せたりなどといったマンションリノベーションではできないことが、中古戸建住宅のリノベーションでは可能です。

その反面マンションよりも制約が多くなってきます。制約が多いですが、その部分を柔軟に対応していけば、マンションとは違った楽しさがあるのが中古戸建住宅のリノベーションです。

私たちでは、中古物件探しから内覧・リノベーションに関するご相談など受け付けています。リノベーションに特化した一級建築士がご対応していますので、お気軽にお問合せ下さい。

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