投稿日:2022年7月27日 | 最終更新日:2023年8月10日

解体スタート

リノベの始まりと言えば、まずは「解体」からです。古い設備機器や間仕切壁など解体していきますが、解体作業でもまずは、水回りの撤去や既存の襖や建具・照明器具などを外していきます。

しばらくは解体作業が続きます。もちろん共用部もきちんと養生です。今回のマンションは、養生方法も決められていますので、それに沿って養生していきます

今回は既存部分を活用しながらちょっと無機質なリノベーションになる予定です。

給排水管などの工事

新しくなる間取りの壁下地と給排水管の各仕込みが設置されてきています。

窓が付くところやドアが付くところなど少しずつですが分かるようになってきています。

元々壁付けだったキッチンを対面に変更するため、給排水管を引き直しです。床下に空間があまりないマンションの場合、床の上で排水管などを設置する為キッチン周りは、他の床より1段上がってしまいます。

少しずつ新しい空間へと変化していきます。

床遮音L45の下地

床遮音のL-45に対応するように床下地工事が進んでいます。
管理組合で決められている床遮音に対応する為の工法は色々ありますが、今回はL-45に対応したフローリングを下地とした工法です。元々和室だった部分は畳の厚さ分リビングの床などに比べると下地が低いため、まずは下地の段階で床高さを揃えていきます。

リビングや廊下などに、今回はキッチンの排水やトイレ・洗面などの排水が横断しない為床を上げないので今回はこの工法を採用しています。床高さをあまり上げない場合、良く採用されている「防音マット」というのがありますがそれだと床を歩いた時に、フワフワ感がある為防音マットはあまり使わない様にしています。

マンションの床遮音に対する工法は色々ありますが、その物件にあった工法を採用することでコストも抑えられます。一概にその工法が正しい工法という訳でなく、その物件にあった工法を採用していくことも大事です。

新しい間仕切壁も徐々に出来てきていますので、段々と部屋らしくなってきています。

間仕切り壁

新しくなる部屋の間仕切壁の下地が施工されてきています。

間仕切壁の下地が出来てくると、部屋の雰囲気や大きさが少しつかめるようになってくるのではないでしょうか。間仕切壁の下地が出来てくると、石膏ボードと言うものが張られていき壁が完成していきます。

こんな感じで新しいお家へとリノベーションは、進んで行きます。

石膏ボード下地

前回の間仕切壁下地に石膏ボードが張られてきました。

石膏ボードが張られ、各部屋の大きさなどが大方見えてきました。また今回は、元々壁付けだったキッチンを対面に変更する為、給排水管の関係上キッチン周りは1段上げなくてはいけなく、その下地もできてきています。

石膏ボードが張られてきたことによって、木下地だけの時より部屋の大きさや雰囲気が見えてきました。

大工工事終盤

大工工事も終盤へと差し掛かってきました。そんななかキッチンやフローリングなども張られてきています。

キッチンの組み立て。このキッチンのドア色は、実はもう見れません。このキッチンに手を加えるので色味もまったく違うキッチンへと変貌していきます。なのでこの色味見れるのは、一瞬の間でした。

フローリングも張られてきています。床材は張るとすぐ養生されるので、全貌が見えるのはクリーニング後。

下地のボードもほぼ張られてきているので、部屋の形が見えてきました。大工工事も終盤といった所です。

内装下地工事

内装下地に入ってきました。まずは壁や天井のボードとボードの継ぎ目のパテ処理と言われる工程からです。

内装工事の中でも、このパテ処理はとても重要な作業です。仕上げの綺麗さを決めると言っていいくらい「パテ処理」は大事です。

また洗面所のタイルも施工されてきています。まだ目地入れされていない状態なので、この後目地を入れて一先ずタイル面は完成です。

洗面台の正面は、コンクリートの躯体現しで鏡や照明が取り付けられます。今回洗面台の仕上げは、メラニン化粧板と言われる物で仕上げています。コンクリート調の物を選定し、正面のコンクリート現し部分とマッチする雰囲気に仕上げます。

熱くなってきましたが、もう少しなので頑張っていきます!

キッチン工事

大工工事も終盤に差し掛かかってきました。前回キッチンが据え付けられていましたが、更にそのキッチンが変化していきました。

まずは前回のキッチンの様子

今回のキッチンは、フレームにメーカーさんの既製品キッチンを使っています。そしてこのままではちょっと・・・と言った感じなので、このキッチンに手を加えていきました。


キッチンの扉を「突板」という材料に変更しました。元のキッチンと見比べるとほぼオリジナルのキッチンへと変貌

キッチンのフレームから全てオリジナルというのも良いですが、こういうオリジナルも良いのではないでしょうか?元々メーカーさんのキッチンは、使い勝手に優れていますし。

仕上げ工事

内装仕上げ工事もほぼ終わり着々と完成に向けて進んでいます

また各部屋のドアも取り付けられてきています。

完成まであともう少しです。

完成お引渡し

完成、お引渡しを致しました。今回は結構ラフな仕上げをテーマに使いやすさも考慮しています。

雰囲気のあるリノベーションになったのではないかと思います。また完成写真の方アップしていきますのでこうご期待!

設計事例にアップしました

神戸市Kさん邸のリノベーション事例を設計事例にアップしました。今回のリノベーションは、基本的に「ラフに仕上げる」という前提の元、子供部屋などは落ち着いた雰囲気にし、LDKや玄関・廊下などはコンクリートやモルタルを中心とした無機質な雰囲気に仕上げています。

また玄関とLDKの一面には、OSB合板という材料を壁に貼っています。玄関はそのままの仕上げで、LDKのOSB合板は、塗装を入れて雰囲気を変えています。


とても雰囲気のあるリノベーションになったかと思います。こちらのお部屋のその他の写真は設計事例からご覧いただけます。神戸須磨区Kさんの家

私たちでは、中古物件探しから内覧・リノベーションに関するご相談など受け付けています。リノベーションに特化した一級建築士がご対応していますので、お気軽にお問合せ下さい。
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