【リノベーション現場中継】タタミの段差
ただいま絶賛リノベーション中の伊丹市マンション。今回は元の部屋について少しご説明していきます。
元々よくある2部屋和室と1部屋洋室にLDKという間取りでした。このパターンは60㎡から70㎡ぐらいのマンションではよくある間取りの一つです。タタミの部屋は減ってきていますよね。今の使い方にマッチしなくなってきたからでしょうか・・・
今回のリノベーションでは、このタタミの部屋をなくしリビングとお部屋にします。このタタミの部屋ですが、マンションによってタタミの置き方が違って、各部屋と段差が無いようにタタミの部屋だけタタミ厚分下げて作られていたりタタミの部屋と他の部屋に段差をつけてタタミが敷かれていたりと色々マンションによって違います。
ここのマンションの場合は、タタミ厚さぶんだけ下げて他の部屋と段差がない作りになっていました。この作りがマンションでよく見かけます。他の部屋と段差がないところは配慮されて建てられていたんでしょうね。
このタタミを撤去すると、すぐにコンクリートがでてきます。コンクリートに直にタタミを敷いていたので湿気はすごかったと思います。壁とかにも湿気でカビなどが発生していましたので。
上の写真の様にタタミが敷かれていたところは床が下がっているのがわかると思います。タタミ厚さ分さげて作られている方が新しくなる床をつくりやすいです。その理由として、窓際の床と窓にも段差がある場合が多いので無垢材のフローリングを使うときに床上げという工法をしないとダメなので、和室だけタタミ厚ぶん下げて作られているマンションの場合、窓際の床と窓の段差をそれほど考えなくてすみます。
マンションの床はいろいろな作りで作られています。例えば水回りあたりだけ他のコンクリートより下げられていたり床下に束というものを建てて床下空間を広く取っていたりと、マンションによってそれぞれ違うんですね。こういうのを見てると、マンションを設計した建築士さんの意図というかそういものがわかったりして面白いです。
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