私たちについて

まずは私たちについてご説明させて頂きます。私たちは兄と私の2人のとても小さな設計事務所です。そんな私たちは、リノベーションを専門としています。それもレトロやビンテージといった古い雰囲気だけのスタイルにこだわったリノベーションです。私たちは、2人しかいない小さい事務所ですが、私たちには設立以来原則として「すべて自分たちの目でチェックすること」としています。
リノベーションは、人生の中でも大きな決断。「このプランで本当にいいの?」「「見積もりって適正?」「工務店やリノベ会社とのやりとりが不安・・・」
そんな声を、これまでたくさん聞いてきました。私たちは、お客様と工務店のあいだに立つ、第三者としの設計事務所です。
特定の施工業者に偏ることなく、数社の取引のある施工業者から選定し中立な立場からお客様の希望をかたちにし、理想の住まいづくりをサポートします。
- 設計と工事、どちらにも詳しいからこそできるバランスの取れた提案
- 工務店とのやり取りや見積もりのチェックもお任せ
- 必要な工事・不要な工事を見極めて、予算をムダにしない
- 言いにくいこと、分からないことも私たちが間に入ってサポートします
- 設計者としての責任ある立場で、工事中の品質を見守ります
リノベーション設計の本質は“暮らしの再設計
間取り図の“前”の話をしたい
リノベの相談でよくあるのが、「この間取りでリビングを広くできますか?」という質問。もともとの間取り図をベースに、キッチンの場所を変えたり、壁を抜いたり…。
もちろん、そういった技術的な相談には応えられるのですが、僕が設計者として本当にやりたいのは、「そもそもこの間取りで良いのか?」を一緒に考えることです。
間取り図は、“暮らし”の翻訳図
間取りとは、ただ部屋を並べた図ではありません。それは、そこに住む人の暮らし方・考え方・関係性をカタチにした“翻訳図”のようなものだと思っています。
・朝は誰が何時に起きて、どう動くか
・家事は誰がどう分担しているか
・どこでくつろぐのが好きか
・在宅ワークはあるか、子どもは何歳か
こうした「暮らしの中身」があって初めて、間取りには意味が宿る。だから設計では、図面の前にたくさんの対話があります。
「ご夫婦のどちらが先に起きるんですか?」
「洗濯物って、いつ、どこに干して、どこで畳んでますか?」
そんな一見細かいことの積み重ねが、間取りを形づくるんです。
間取りを白紙に戻すということ
中古物件を買うと、最初に目に入るのは既存の間取り。
でも、それに引っ張られてしまうと、「本当はこうしたい」という暮らしの希望がどんどん削られていきます。
だから私たちは、一度すべてを白紙に戻すことを大切にしています。もとの間取りは「参考資料」でしかありません。
・壁も
・水回りの位置も
・部屋数もいったん忘れて、ゼロから考える。
もちろん、構造や配管の都合で変えられない部分はあります。でも、そこに縛られる前に「どう住みたいか」をしっかり描くことで、制約の中でも柔軟な設計ができるようになるんです。
答えは「つくる」もの
テンプレのような“正解の間取り”が欲しい気持ちは、よくわかります。でも、住まいは一人ひとり違う。
家族構成やライフスタイル、趣味、気質によって、本当に心地よいカタチは変わってくるんです。
だからこそ、設計者と一緒に時間をかけて「暮らしのかたち」をつくっていくプロセスが、大切なんです。
図面より前の段階から、話しませんか?
設計事務所としてリノベに関わる中で、一番大切にしているのは「聞くこと」。図面を描くのはずっと後。
まずは、どう暮らしたいのか。どんな空間に身を置きたいのか。そういう話から始めたいと思っています。
もし、いまの家やこれからの暮らしに「なんとなく違和感」があるなら、間取りを直す前に、一度“暮らし”の棚卸しをしてみるのがおすすめです。きっと、そこにヒントがあるはずだから。
中古物件購入前からもサポート
見かけだけなく、快適性にもしっかりと対策するのが私たちのリノベーションです。レトロやビンテージといったスタイルのリノベーションはよく見かけますが、断熱や結露対策もしっかり対策したレトロ・ビンテージスタイルのリノベーションでは数少ないのが現実です。
これ忘れてませんか?マンションリノベの取入れるべき内窓とは?
中古物件の内覧からサポートしています。リノベーションは見た目のデザインだけを改善するのではなく、住み心地といった部分も改善します。特に中古マンションでは、カビや結露が発生している中古マンションが多く存在します。また中古戸建住宅では、耐震性などが問題になってきます。
そういった部分を一級建築士の目線からどの様に改善するのか?やそのマンションや戸建て住宅の問題点や改善点などを購入前にご同行し、リノベーション前にその改善点などを把握できるようにアドバイスさせて頂いています。
最後に
2人しかいないとても小さな事務所ですが、私たちは「建築事務所はなんでも相談できる存在」であるべきと思います。リノベーションと言えば、リノベーション会社に依頼する。と言う方が多いです。これは決して間違っていません。しかしリノベーションは、新築をつくる過程となんら変わりないです。
新築を作る過程となんら変わらないからこそ、私たちの様な建築の知識を豊富に持っている建築士の役割ではないかと思います。
小さなことからひとつひとつ決めていき、コダワリのある住まいを誰もができ、そしてその後も家の相談が気軽にできる。それが私たちの使命だと思います。
「信頼できる味方がいてくれてよかった」そんな声が私たちの原動力です。安心してリノベーションを進められるように、まずはお気軽にご相談ください。