戸建住宅リノベーションこれやったら法規違反!

リノベの基礎知識(戸建住宅編)

投稿日:2019年8月27日 | 最終更新日:2023年7月20日

戸建住宅のリノベーションをされる方が増えてきています。しかし戸建住宅のリノベーションは、かなりの建築法規の兼ね合いを検討する必要があります。中古戸建て住宅をこれから購入してリノベーションを検討中の方や今お住まいの戸建て住宅をリノベーションしたいと思われる方、特に注意してもらいたいのが「準耐火構造の戸建住宅」です。

今お住まいの戸建住宅やこれから中古戸建住宅を購入する場合に、まずはその建物が「準耐火構造」かどうかをチェックしてみてください。この準耐火構造に該当すると、リノベーションで出来ない事が少し増えてしまいます。

まず準耐火構造には、色々と制限がかかってきます。そのひとつに壁や天井の下地や窓ガラスといった部分に制約がかかってきます。

例えば、リビングなどの天井を「梁や構造材現し仕上げ」にしたい場合、準耐火構造の建物ではできません。準耐火構造の建物では、梁や天井を現し仕上げにすると「準耐火構造」ではなくなり、法規違反になる場合があります。

最近の戸建住宅リノベーションでは、マンションの様に梁や構造材を現し仕上げにしたリノベーションをよく見かけますが、すべての建物でできる。という訳ではないので注意が必要です。

リノベーションだから「法規」は無視していい。という訳ではないです。特に準耐火建築の場合、その建物が建っている地域や建物の階数・面積によって制限されているので、「準耐火構造」と言う構造になっています。それらを無視してリノベーションすると「違反建築」という事になってきます。

今の戸建住宅のリノベーションでは、法規を無視して何でもあり。の状態になっています。その原因のひとつに、リノベーション会社のほとんどが「基準法」を理解していないという事があります。その為に建築基準法を無視した「戸建住宅リノベーション」が多くなってきています。

バレなければいいという問題ではなく、もし火事などになった時に他の人にも迷惑になってしまいます。マンションも戸建住宅もリノベーションでも「法令厳守」は絶対です。
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